『M様 住宅新築工事』躯体工事完了!

緊急事態宣言の延長が決まったものの、「そーでしょうね(-_-;)」って感じているみなさま、こんにちは。アーキラボ ラフィットのトクザトです。

今月12日までと言われていた緊急事態宣言。それが30日まで延長することが決まりました。一時に比べてコロナ新規感染者数が低くなりつつも、医療が逼迫している状況ではやはり解除とはいきませんでした。特に病院では病床が足りず、患者を受け入れることができない状況ですし、退院されてもすぐに新規患者が運ばれてくるとなると本当に出口と言いますか、終焉が見えないなか苦労され、懸命に働かれていると思います。そんな状況でも患者一人ひとりに向き合う医療従事者には本当に頭が下がります。

そんななか、実は先月、僕自身がコロナに感染してしまいました。今回はその経験を少しだけ書かせてもらい、みなさまの少しでも参考になればと思います。

最初は7月31日(土)に妻が発熱したんです。前日に妻の職場の方がコロナ陽性だという連絡があり、「もしかすると感染してしまったかも」とPCR検査キットで検査する妻でしたが、結果は陰性だったので様子を見ることにしました。しかし、翌日も熱が下がらなかったので、週明けの月曜日に近所の病院でPCR検査を受けました。すると結果は陽性。その時点で僕は家庭内感染を覚悟しながら、娘2人をどうするか考えました。娘2人がPCR検査で陰性であることを確認して実家へ預けるにしても、すでに濃厚接触しているので万が一、父や母へ感染させてしまうことを考えると預けることはできませんでした。なので、妻を1室に隔離し伝言はLINEで行い、食事は別室で取ってもらい、トイレやお風呂などの行動についても除菌スプレーを使用するなど、できるだけのことをすることにしました。

幸い、妻の症状は軽症で大事には至らなく、5日後くらいには徐々に回復してきたのですが、そこから僕と次女が発熱してしまい、予想していた家庭内感染へと繋がってしまいました。

僕と次女の場合、家族にコロナ感染者がいるということで検査してもらえる病院がなかなか探せず、PCR検査を受けられたのは発熱から3日後、次女については4日後(小児科なので)でした。その2日後に保健所から電話連絡があり、体温やパルスオキシメーター(妻の職場から支給されたもの)の数値確認、食事や水分の摂取などの確認がありました。その時に言われたことですが、「どの病院も今は受診が難しい状況です。なにかあれば県のコールセンターへ電話するか、救急車を呼び、救急外来でしか対応できません」と。

その日の夜。家族が寝た後にシャワーを浴びようと浴室に入ったのですが、シャワーの熱気で呼吸ができなくなり、その場でうずくまりしばらく動くことができなくなってしまったのです。とても苦しくなり、「絶対、救急車なんて近所迷惑で呼ぶことはできない!」って思っていた僕も、この時ばかりは「救急車を呼ばなきゃ…」って思いなんとか体を拭いて着替え、解熱剤(カロナール)を飲み、横たわっていると気づいた時にはそのまま寝落ちしていました。

次の朝。10時前に保健所の担当者から体調確認の電話があり、前日の夜のことを伝えると「とても辛い状況ですね。早急に受診できる病院を探しますので、保険証とお薬手帳を準備してください。折り返し電話しますので、しばらく待っててください。」と言ってくれて、体調が悪そうな僕を気にしている妻も「ようやく病院に行けるんだ」と少し安心したように思いました。

その折り返しの電話があったのは16時。「すみません。まだ受診できる病院が探せていません。申し訳ないのですが、もうしばらくお待ちください。」と言われ「わかりました…。今の病院が大変な状況は知ってます。」と伝え電話を切りました。そして18時30分くらいに再度、電話があったんですが「すみません。受診できる病院を探しているんですが、まだ見つけられてないんです」と申し訳なさそうな声で話され、「そうなんですね…。でも昨日よりは体調がいいので大丈夫ですよ。いろいろと調整してもらい、ありがとうございました。」と伝えテレビで報道されている通り、病院へ行くことさえ難しいんだと思い知らされました。そんなことを思いながら横になり、テレビを見ていると20時45分くらいに電話が鳴り、 保健所の担当者から 「すみません。やはり受診することが難しく、対応してもらえる病院が探せませんでした」と。正直、「まだ探してくれていたんだ」と思うと涙が出てくるくらい、嬉しさと申し訳なさが溢れてきました(今もその時のことを思い出すとウルッときてしまいます)。

それから4日後くらいから食事も少しづつ取ることが出来るようになり、回復へ向かっていきました。僕の場合、感染した日から数えて15日後に、咳は出るものの熱も下がり、パルスオキシメーターの数値も問題ないということで、保健所から接触解除をもらうことができ、仕事復帰できたのが妻が感染した日から数えると25日後でした(次女は軽症で、発熱から4日後には元気でした)。その間も現場は変わらず動き、お引渡しの案件もあったので相棒のカデカルには相当な負担をかけてしまい、また、新規のお客様の問い合わせもこの25日間で4件もあって、対応が遅れてしまったこともお客様に申し訳なく思いましたが、ありがたいことに打ち合わせを待ってくださるお客様がほとんどでした。あらためて、僕らはお客様に助けられて仕事をさせてもらってるんだなと感じました。

そんなコロナ感染を経験したのですが、やっぱり辛かったのは味覚症状が出て食べ物の味が全くしなくなったこと。ワカメの味噌汁を食べた時、触感と温度はわかるんですが、びっくりするくらい味がしないんです。分かりやすく言うと、柔らかめのプラスチックやビニールを飲み込む感じ。なので食事はどんどん取れなくなりましたし、また、熱と咳が続くので頓服薬のカロナールを6時間ごとに飲まないととても苦しい。でも、過剰にカロナールを飲むので、喉が痛みを感じるくらいカラカラに乾く。なので水分補給のためにスポーツドリンクを多量に飲んでしまう(食事も満足に取れないから余計に)。これを続けると今度はナトリウムが強く感じてしまい、塩辛く飲めなくなる。水や麦茶だと重く感じてしまい、水分もなかなか摂取できないということでした。

みなさまもご自身の体調管理だけでなく、人との接触や衛生管理には気を付けて、僕と同じ思いをすることがないようにしてほしいと思いますし、今も多忙で働く医療関係者や保健所の方たちの懸命な努力が少しでも軽減されるよう願っております。

そんな8月を過ごしてまいりましたが、仕事はまともにできなかったり、予定していたこともキャンセルせざるを得なかったりと本当にたくさんの方にご迷惑をお掛けしてしまいました。そのひとつとして具志川高校の生徒向けで『これからの社会を生き抜くためには』をテーマとしたインタビューを企画していたんです。企画会社であるグッジョブうるま様からは資料も出来上がり、あとは映像撮影だけってところでした。

グッジョブうるま様とは去年、小学生向けのセミナーをYouTube撮影してもらったことがきっかけで、今度は高校生向けでお願いできませんかと依頼を受けたんです。自分の高校生の時を思い出し、その時に想像していた仕事や職に対する考えと、今の自分の考えについて話すことを思うと、あの時(高校生時代)の自分と向き合うみたいな感覚になり、生徒からは事前に質問してみたいことも上がっており、とても楽しみにしていた企画でした。しかし、残念ながら流れてしまい、企画をしていたグッジョブうるま様には急なキャンセルでその後の対応にも迷惑を掛けしてしまい、また生徒さんにも質問に答えることができず、本当に申し訳なかったと思います。

コロナに限らずとは思いますが、感染者本人だけではなく、濃厚接触者にあたると日々の仕事や生活にもたくさん影響がでます。また、たくさんの人との関わりで成り立っている社会なので、多くの方にも迷惑や苦労を掛けてしまいます。早くコロナが終息し、コロナ以前の暮らしができることを切に願い、前向きに今日1日を大切にしていこうと思います。

さて、アーキラボ ラフィットはというと、僕が休んでいる間に『M様 住宅新築工事』が躯体工事(コンクリートでお家の骨組みを造る工事)が完了しました! コンクリートを打設すると養生期間というものがあります。それは、コンクリートの強度が確認できるまでそのままにする期間で、この期間を十分にとらないとコンクリートが鉄筋と付着せず、コンクリートのひび割れや剥離、大きくは建物の崩壊につながります。今はその養生期間内で、職人さんはほぼいない期間です。

2階はこんな感じで養生期間を行なってます。

1階は型枠解体も終わり、墨出しも完了。設備配管などのチェックを行ないました。あとは2階の型枠解体が完了すればアルミサッシが取り付けられ、内部の工事が始まっていきます。施主様にとっても内部の工事が始まるとだんだん完成のイメージが湧いてくるので、これからワクワクしながら工事の進捗が楽しみな時期になってきます。僕ら設計者や工事担当者でも、やっぱり目に見えてカタチになってくるところは楽しみでもありますし、仕上げに対する神経を使う時期になってきます。

アーキラボ ラフィットは“あなたらしい暮らし”をデザインだけでなく、“住ごこちから想い”までを大切にいたします。

僕ら会社にとって、M様は一番最初のお客様なんです。それも新築工事なので、僕が会社の代表として地鎮祭を行なったのも初めて。また、最近ではなかなか見ない住宅としては大型な工事案件をさせていただいてます。当初、M様にとっては実績もない会社に自分たちの家造りを依頼するってとても不安があったと思います。しかし、お引渡し時にはM様が十分満足してもらえるよう「最初は不安もあったけど、アーキラボ ラフィットにお願いしてよかった」と心から思ってもらえるよう、これからもスタッフ一同、心を込めた工事を進めていきたいと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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