ka.su.mi.sou House renovation
全国のコロナ感染者数が減少傾向にあり、「もうすぐ生ビールが飲める(≧◇≦)」とワクワクしているみなさま、こんにちは。アーキラボ ラフィットのトクザトです。
ワクチン接種者が増えた影響でしょうか? 日々の感染者数が減ってきてますね。僕の周りにもワクチン接種者が多くなり、「2回目打ちました? 副反応いかがでしたか?」なんて会話がよく聞かれるようになりました。僕は早くワクチン接種したかったのですが、市から接種案内が届いたのは先月末で、その前にコロナに感染してしまったんです。なので、僕の接種は11月頃の予定なんです(^_^;)。早くコロナ禍前の社会に戻り、年末年始はワイワイと過ごしたいですね。
さて、今回はあらためて“リフォームとリノベーション”の違いについて書いてみたいと思います。最近ではリノベーションという言葉をよく聞くと思いますが、 「リフォームとリノベーション って何が違うの?」と、いまいちよくわからないという方は多いと思います。
“リフォーム”は新築の状態に戻すことを指し、原状回復のための修繕で使われます。例えばキッチンやトイレの取替え、クロスの張替えなど。それに対して“リノベーション”はその家での暮らし全体に対処し、住む人のライフスタイルにあった包括的な改修のことになります(一般社団法人 リノベーション協議会より)。例えば、家全体の動線を考え、使い勝手よくして今より住みやすくするとか、今住んでいる家で子どもが自立したので、物置になっている子ども室を趣味室に変えたりなど。また、性能向上(断熱などの省エネ)や耐震改修など、新築した当時より建物の価値が上がることも“リノベーション”となります。でも実は、リノベーションの定義はあいまいで、会社によっては取替え工事でもリノベーションとして扱っているところもあるようです。
僕らが提案する“リノベーション”は、先述したものに加えライフライン(電気、水道、ガスなどの配管)を刷新し、構造躯体の性能も必要に応じて改修をおこなうハード面(目に見えるもの)だけではなく、「そのお客様に合った暮らしの豊かさってなんだろう」や「お客様自身でも気づいていない潜在的な思いはないだろうか」、「お客様が仰っていた、あのひと言ってなにを意味するんだろう」などのソフト面(目に見えないもの)もスタッフ同士で話し合い、新しい暮らしが始まった後も、お客様が生活していくなかでの満足感が味わうことができるように心掛けてます。例えば、あるお客様が雑誌の切り取りから「このお家みたいにしたいんです!」ってことが、そのお客様の生活スタイルや習慣に当てはまらないと、返って住みにくいお家になることもあります。そこで、僕らはそのお客様に合った“唯一無二”の住まいが提供できるよう、ご予算も含め、いろんな角度で“リノベーション”を考えて提案しています。
そんな僕らがお手伝いさせていただいた案件のひとつが「ka.su.mi.sou house renovation]。
5年前に僕らにとって初めてリノベーションのお手伝いをさせてもらった案件で、工事前は「とても暗いお家」だなって思いました。建物は3階建ての2階部分だったのですが、建築当時は周りに建物はなく、時代とともに隣地にアパートや3階建ての住宅が建ち、次第に日当たりが悪くなっていきました。そして「できるだけ明るく、家事動線がいいお家にしたい」、「対面キッチンで家族が見渡せるリビングがほしい」というのがお客様のご要望でした。そこで、斬新なデザインではなく、シンプルに真っ白な壁と天井にして、少しの明かりでも反射して家全体が暗くならないようにしました。また、コスト面も既存床を再利用(チークの無垢フローリング)することで抑えるようにしました。
回遊動線を取り入れたアイランド型のキッチンをLDKに配置することで、キッチンが主役になり、また、水回りをキッチンの後ろにまとめることで、料理をしながらでも洗濯機までの距離が近くなり、家事動線もスムーズに動けるようにしました。
既存の間取りと仕上げ材を変えることで、ライフスタイルに合った暮らしへとお家が生まれ変わりました。
アーキラボ ラフィットは“あなたらしい暮らし”をデザインだけでなく、“住みごこちから想い”までを大切にします。
今回のリノベーションプロジェクト名は“ka.su.mi.sou house renovation”。真っ白のなかにキッチンが主役となる家。暮らしにおいて、家は生活する場所(脇役)であり、そこに住まう家族が主役であるように。そんな思いを込めてリノベーションさせてもらいました。また、『カスミソウ』の花言葉は“幸福”と“感謝”。僕らがリノベーションを始めようと決めた時、1年間全く仕事の依頼がありませんでした。そのなかで、初めて僕らに依頼してくれたお客様。実績もないのに信頼してくれたことが、言葉にできないくらい嬉しかったことを思い出します。お客様が幸せ(幸福)に暮らせるよう、願いを込めたリノベーションでした。
これからもたくさんのお客様の信頼に応えられるよう、心に寄り添った“リノベーション”をしていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。